1981-03-26 第94回国会 参議院 地方行政委員会 第6号
○金井元彦君 私は、自由民主党・自由国民会議を代表して、政府原案に賛成し、各会派から提出された三修正案に反対の意を表するものであります。 政府原案は、現下の厳しい地方財政の状況と住民の地方税負担の現状とに配慮し、個人住民税所得割の非課税措置の実施、新築住宅に対する不動産取得税の控除額の引き上げ等低所得者層の負担の軽減に努めるとともに、法人住民税の均等割、個人事業税の課税対象、不動産取得税の税率等に
○金井元彦君 私は、自由民主党・自由国民会議を代表して、政府原案に賛成し、各会派から提出された三修正案に反対の意を表するものであります。 政府原案は、現下の厳しい地方財政の状況と住民の地方税負担の現状とに配慮し、個人住民税所得割の非課税措置の実施、新築住宅に対する不動産取得税の控除額の引き上げ等低所得者層の負担の軽減に努めるとともに、法人住民税の均等割、個人事業税の課税対象、不動産取得税の税率等に
○国務大臣(金井元彦君) 和田さんの行政改革に対する御質問にお答えをいたします。 先ほど来総理が御答弁申し上げましたように、定員の削減につきましては、従来を上回る計画をもって昭和五十五年を起点として五年計画でやるようにということでただいま鋭意その作業をやっておるような次第でございます。 なおまた、配置転換につきましては、研修その他の方法を加えることによりまして配置転換がスムーズにいくようにということでいまその
○金井国務大臣 ただいま御指摘のありました行政改革の推進並びにその一環としての行政機構の簡素合理化、特殊法人の整理統配合及び補助金等の整理合理化につきましては、昭和五十二年末及び本年一月の二次にわたる行政改革方針に基づ勇その着実な実施に努めておるところであります。 もとよりこれで十分でありとすることなく、当面する厳しい内外環境にかんがみ、行政の簡素化、効率化をより一層推進するため、ただいまの御決議
○国務大臣(金井元彦君) ただいま行政改革につきまして不十分じゃないかという意味の御指摘がございましたが、私どもも決して順調だとは思っておりません。しかしながら、一昨年暮れの閣議決定、あるいはまた本年初めにおける閣議了解、こういうものに基づきまして着実に——じみではありますけれども着実に進めておるという点を御理解をいただきたいと思うのであります。中央省庁の課、室、官の整理であるとか、あるいはまた出先機関
○国務大臣(金井元彦君) 私どもの方でこういう結論をというものは持っておりません。これは多年にわたるかなり本質的な問題を含んでおりますので、これはやはりそれぞれの専門家の意見というふうなものを十分尊重しながら結論を出すべきものでなかろうかと。私どもの方が軽々にこういう結論をということはちょっと申し上げにくい。しかしながら、これをほうっておいて、あちらこちらで非常に困る事態が生じるということはできるだけ
○国務大臣(金井元彦君) いま御指摘がありましたように、五十年の十一月に勧告をいたしました。それに基づきまして、両省が協議をいたしまして、十五人の学識経験者から成るところの懇談会を設置いたしまして、そこで研究を重ねておられるのが現状でございます。ただいままでに八回の会合を持って検討をしておられますけれども、御承知のように、これは多年にわたるかなりむずかしい問題でありますので、なかなか結論を出すに至っておりませんけれども
○金井国務大臣 ただいまの点につきましては、いまお話しのように、私どもといたしましても、十分その辺は委曲を尽くした処理をするようにいたしたい、こう考えております。
○金井国務大臣 ただいまの点につきましては、これはできるだけ民意を尊重すると申しますか、そういうことについては努めてまいりたいと存じます。 ただ、非常に小さいもので、性質上それは統廃合していいものだというものにつきましても、地方にとりましては、それをなくされることはやはり非常に困るという問題もあります。これらにつきましては、地方に反対があればもうやらないんだということでは、恐らく整理統合というようなことは
○金井国務大臣 ただいまの御心配の点でありますけれども、御承知のように、いま地方支分部局というようなものを総計いたしますと約二万五千にも及ぶ、こう言われております。その中で法律で決まっておるものが現在約六百、その六百の中で三百というものは残して、あとの三百についてこれの整理をしよう。その整理と申しますのは、現在の決まりが各省によりまして区々になっております。ある省は法律で決め、ある省は省令で決めておる
○金井国務大臣 ただいまお話しのとおりの考え方に基づいておるわけでございますが、調査の点において遺憾な点があった、こう存じますけれども、できるだけそういう手間を省くということの趣旨のもとに努力をしておるという点は、御理解をいただきたいと存じます。
○金井国務大臣 チープガバメントという言葉に対しまして、こういう質問が出たわけでございます。安上がりの政府あるいはチープガバメント、こういうことによって、できるだけ金を使わないということで福祉等をも減すんでなかろうかというふうな疑問を出されたのでありまして、いやそうではないんだ、やるべきことはちゃんとやっていくんだ、ただし、やるについては効率的にむだのないようにやっていくんだ、こういうことで表現を変
○金井国務大臣 大平内閣が昨年の十二月に発足をいたしまして、一月のたしか十六日だったと思いますけれども、閣議了解をもちまして行政の簡素、効率化についての決定をいたしたわけでございますが、組閣早々でありますし、しかも一昨年の十二月に福田内閣が行政改革についてかなり広範にわたる閣議決定をいたしております。そこで、その方針というものを踏襲し、なお、それに若干のものを本年一月につけ加えて、これを進行させるという
○金井国務大臣 御承知のように、ただいま第四次の削減計画に基づいて年々削減をいたしております。五十五年でこの第四次の計画は終わりますので、私どものただいまの考えといたしましては、引き続き第五次の削減計画を立ててやっていく、こういうふうにいたしたい。この総定員法の枠を守る、そうしてその枠を守るために一定の計画によって削減、それによってまた必要な方面への増員に充てる、この行き方というものは私、守っていかなければならぬものじゃないか
○金井国務大臣 ただいま御指摘の親方日の丸ということは、いまに始まったことではございませんが、よく言われる言葉でございます。特に最近国民に新しい負担をしていただくというふうな問題が出ましてから、よけいその声は高くなってきておるように思います。これはどうしても改むべきである、かように考えております。 ただ、この問題は、御承知のように、総論につきましてはすぐ賛成がいただけるのでございますが、各論になりますとなかなか
○金井国務大臣 この両法案は、事務の簡素化と機構の簡素化、こういう線に沿いまして提出をいたしたものでございます。いずれも閣議決定あるいは閣議了解によりまして、その線に沿って各種のものをやっておるのでございますが、その中で、特に今回お願いいたしましたのは、地方支分部局あるいは附属機関等につきまして、現在の組織に関する規定が非常にまちまちになっております。重要なものが軽易な手続でやられたり、あるいは軽易
○国務大臣(金井元彦君) お説のように内部から登用するという道は、私は傾向としてだんだん強くなってくるんじゃないかと、かように考えております。 なおまた、渡り鳥というふうなことを言われるような個々の事例につきましては、今後原則を守ることにおいて厳正にこれを実行していくということを励行すべきであると、かように考えております。
○国務大臣(金井元彦君) 特殊法人の役員の待遇等につきましては、ただいま政府委員の方から御説明を申し上げたような経過で、またそういう内容でございます。これが決定をいたしましたのが一昨年の暮れの閣議決定に基づきましてただいまそれを実行をいたしておる。ただ、幾つかの例を挙げられまして、最近の特殊法人の役員がよ過ぎるんじゃないかというふうな意味の御発言が間々、あるいは間々というよりも今国会においてはかなり
○国務大臣(金井元彦君) ただいまの点でありますけれども、これは昨年の委員会におきまして井上委員から御質問がありまして、それに対して前行政管理庁長官なり前農林水産大臣からかなり前向きのお答えがあったことを私は速記録で拝見をしたわけであります。で、ただいまは農林大臣からもいろいろ苦労をしておる、何らかのやはり前向きの道を発見すべく努力をしておられるということは、まああのお答えの中で井上委員おくみ取りいただけたことじゃないか
○国務大臣(金井元彦君) それは年々限られたものの中で増員をするということではありませんで、第四次の計画というもので四年間に二万八千人というものを生み出すわけなんです。そうすると、その年その年によりましては、その年に生み出したものよりもよけいに増員しておるということもあり得るわけでして、五十四年度におきましては、五十四年度に削減をした数よりも増員をした数の方が多いのでございまして、それは結局いままでに
○国務大臣(金井元彦君) ただいま御質問の点ですけれども、なるほど総定員法の枠というものはあるわけでございますが、年々やはりかなりの人数を生み出しまして、それで必要な方面に回す、こういうことをいたしておるわけでありまして、したがって総定員法があるからすぐ御要望の点がチェックされておる、こうはなっておりません。昨年も当委員会でいろいろ御論議があったようでございまして、私どもといたしましては、こういう性質
○国務大臣(金井元彦君) ただいまお話しのような趣旨によりまして、重複を避けるということについては実行するように努力したい、こう存じます。
○国務大臣(金井元彦君) ただいま御指摘の大蔵省の監査と会計検査院の監査の問題でありますけれども、もうお話の中にありましたように、性格も違うし、なおまた、ねらいとするところは、大蔵省の監査の方は予算執行についての監査で、それがまた次の予算編成等に役立つようにというふうな観点がかなり中心になっているんじゃなかろうか、こう思うんであります。会計検査院のは、これはもう経理、会計が適正に行われているかどうかという
○国務大臣(金井元彦君) 第八十七回国会における内閣委員会の御審議に先立ち、行政組織及び行政運営の改善に関する諸問題につきまして、御説明を申し上げます。 現在、わが国を取り巻く内外の諸情勢には、まことに厳しいものがあります。 対外的には、国際環境の変化に対応しつつ、経済協力などの面で国際的役割りを積極的に果たすことが重要な課題となっております。 一方、国内におきましては、厳しい社会経済情勢と財政事情
○金井国務大臣 ただいま議題となりました附属機関、地方支分部局等に関する規定の整理等に関する法律案について、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。 先般、政府は、行政の簡素効率化の一層の推進を図るため、新たな行政簡素化方針を決定いたしました。その一環として、行政組織に関する規制の形式を整序し、あわせて行政需要の変化に即応した機構の合理的再編成の基盤を整備する等のため、各省庁設置法等における
○国務大臣(金井元彦君) お答えをいたします。 本機構につきましては、ただいま総理並びに郵政大臣からお答え申し上げましたとおりでございまして、これを国が強制設立するような特殊法人とすべきものであるとは考えないのでございます。なおまた、郵政省からも、これについて特殊法人としてというお話もございませんでした。したがって、行政機構改革の見地からこれを無理にすりかえた、さようなことではございません。(拍手
○国務大臣(金井元彦君) 大分言葉の問題が混乱を招いたようでありますが、この点につきましてちょっと注釈を加えさせていただきたいと思うんですが、安上がりという言葉に関連をいたしまして、衆議院の予算委員会で質問がございました。それは、安くつく、安上がりという名に隠れて、福祉その他必要な経費をも抑えようとするんではないかと、こういう意味の御質問がありましたので、総理は、そうでないということを強調をされたわけであります
○国務大臣(金井元彦君) これは、ちょっと大分不明確な点があるのでございますけれども、いずれにしても必要な資料でございますから、私どもの権限のない分につきましても、各省に依頼いたしまして資料を集めたいと、こう思っております。
○国務大臣(金井元彦君) ただいま御指摘の点でありますけれども、実態においてお話しのような内容のものも多々あるわけだと存じます。そこで私ども、直接権限として持っておるものはこれは特殊法人だけでございますけれども、認可法人につきましてもやはり注意を払うと。それから公益法人につきましては、これはまあ各省なりあるいはまた各地方団体において認可しているものがたくさんあるわけでございますので、これらにつきましては
○国務大臣(金井元彦君) ただいまお話しの高齢者の給与の件でありますけれども、この点は、閣議了解を得る際にも、これを入れるかどうかということについて検討をいたした次第であります。ただ、この問題は定年制の問題と絡んでおりますし、なおまた、定年制の問題につきましてはただいま人事院におきましてこれを検討いたしまして、近く何らかの結論を出す、こういうことになっておりますので、それとあわせて実施に移したい、かようなことで
○国務大臣(金井元彦君) ただいま御指摘の定員削減の件でありますけれども、御承知のように、第四次の削減ということを一方でする傍ら、片一方でやはり新しいニーズがあるわけでありますから、その方へまた増員をする、こういうことであります。特に第四次におきまして結果的に増員になっておるというのは、御承知の医大のない県を解消するということで、引き続いて医大のない県にどんどん医大をつくってまいりました、これが約七千名
○国務大臣(金井元彦君) ただいま御引用になりました佐藤教授のお説とか、恐らくこれはかなり基本的な表明とそれの実現というものが明らかでないというふうな点でなかろうかと、こう思うんでありまして、私もさようなことが思い切ってできることを希望はいたしますけれども、しかし、現実の行政といたしましては、やはりそこには長短相伴うものでありますので、相当な困難があろうかと、かように思います。 ただいまゼロベース
○国務大臣(金井元彦君) いままで数次にわたりまして、行政改革についての閣議決定、その他のことがございましたが、柄谷さんのおっしゃる、やってるやってないというのがどういう標準かわかりませんけれども、私はやはり相当な成果は上がっておるんでないかと、こう思っております。こういう改革はやはりかなりの時間を要するものであります。ただ、機構等において非常に目立つものをやるということは、これはあるいは十分できてない
○金井国務大臣 私も新聞記事で両者をくっつけたような記事を見たのでございますけれども、これはもう前から計画があることでありますし、御承知のように、電電公社につきましては以前に一度監査をいたしました。これは電話料の問題、それから人員の問題等についていたしました。引き続き、今度は資材についてやろう、こういうことでございまして、この問題に結びつけてどうこうということは、われわれの方で考えているわけではございません
○金井国務大臣 明年度の監査の計画を立てております、その中に入っております。特に繰り上げてどうこうということはございません。
○金井国務大臣 行革を強力に進めるために閣僚協議会のごときものが必要じゃないか、こういうお話でございますが、現在でもございますので、これの活用によって目的は達し得るのではなかろうか、かように考えております。
○金井国務大臣 昭和五十一年度における行政管理庁関係の歳出決算につきまして、その概要を御説明申し上げます。 行政管理庁の歳出予算現額は、百四十九億八千六百八十三万円余でありまして、支出済歳出額は、百四十七億四千二百十九万円余、不用額は、二億四千四百六十四万円余であります。 支出済歳出額の内訳は、人件費六十一億千百二十九万円余、事務費等十一億七千百十六万円余、統計調査事務地方公共団体委託費七十四億五千九百七十二万円余